神棚で使われる檜について 尾州檜と東濃檜

神棚 上敷き 御簾の専門店 おまかせ工房

https://www.rakuten.co.jp/omakase/

ひのき、ひのきと言ってみても様々な「ひのき」があります。
神棚には「東濃檜」「木曽檜」「尾州檜」という単に「檜」と表示をしてない檜の名称を商品に付記していることがあります。

単に「檜」という場合には「東濃檜」であることが多い。
「木曽檜」というのはとても有名な名称ですが、これは厳密には商標登録されているので商品名ということですが、誰もが一度や二度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
 「尾州檜」になるとプロだと木曽檜より当たり前に口にするかもしれません。


それらの素材・・・何が違うの?


上と下の神棚を比較しながら見てください。

東濃檜の神棚、尾州檜の神棚、同じような形ですが、素材が違うということはこのような違いを生みます。


東濃檜の利点は、なんと言っても価格です。
樹齢70年~80年ほどの若い植林樹ですが、加工品に使うにはとても使いやすく入手もしやすい素材です。
建材に使う檜よりはるかに良い素材です。
檜と言ってもこのような工芸に使うものもあれば、節だらけの建材使用のものもあります。
欠点としては、木目がバラバラ、若い樹木なので柾目が取れない。
そのため神棚だと部材ごと左右対称になりません。
扉の左右を合わせたくても合わない。
扉だけではなく全ての部分で統一感がなくなります。



尾州檜と木曽檜は同じです。
樹齢300年を境にして、300年以上を尾州檜、250年~300年ほどを木曽檜という事が多いです。
まぁ、言わずとしれた銘木です。

尾州檜の利点としては、とても綺麗な仕上がりで神棚を作ることができる。
ただ、東濃檜の3倍ぐらい価格が違うことが多いです。
樹齢があるので柾目部分もしっかり取れることもあり、扉やその他の部品でも木目の綺麗な素材を使います。
欠点としては、価格かな、やはり高価です。


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興味のある方は是非ご覧ください。

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